ハイ!チャイナ

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街中にいる中国人観光客はみんな国ではお偉いさんなんだと気づいて見る目が変わる、自分は俗っぽいなーと思った。

中国の観光ビザの発行要件は「一定の職業上の地位及び経済力を有する者」、13億人中の約1600万人。

基準が変わる前の「十分な経済力のある者」(現在の1/10)のひとはどんだけカネモチだったんだよなあ*1、とか、国が大きくなっていく過程で自分も働けば働くほど給料も上がっていく社会ってどんなんかなあ(まあこれは高度経済成長を体感した身近なオトナに聞けばいいけど)、とか、中国都市部の若者はブームに乗って都心にマンション買っちゃって給料の6・7割をローンで持っていかれるっていうけどどんな生活なのかなー、とか。
同じ地球にいても「わたしの知らない生活」ばかりが溢れているんだなあ、などと夢想するのは無責任で楽しい。
 
今年の10月31日(あたり)で世界の人口が70億人になったと報道されたけど、そのうちアジアの人口は40億人超なんだそうですね。人口的なメリットをもって「20世紀はアメリカ(と今先進国になってる国)の時代、21世紀はアジアの時代になる」って話を聞くと妥当性ある。
日本は地理的に有利だけど、人口の減少・高齢化や人々が豊かさに慣れハングリーさを失い、政治も腐敗する、そんな英国病に似た道筋を辿る可能性が高すぎて、これまで搾取してきた新興国が力を増す過程で豊かさはそちらにシフトし、日本人の大部分は貧乏になっていく…みたいな絵しか私は描けないでいて、じゃあどういうスキルがあれば新興国のひとたちに仕事をとられずに自分が食いつなげるんだろうって疑問にもまだ答えが出せないでいる。もうすぐ出産・産休に伴ってニートになるので、育児の合間に沢山本を読んで、知識からなるべく早く答えを見つけて力と経験をつけていかなくちゃ、とか。
 

だらだらと書いてしまったけど、これが最近考えてること。赤ちゃんになんか先天的な問題あったらどうしよー!ってマタニティブルー的な想像を吹き飛ばすのに精一杯ではある。安定期までは流れちゃったらどうしよ−!ってずっと考えてたし、多分産んだ後も別の悩みでいっぱいになるんだろうなーと思う。不安はさておき、何もかも楽しめるように、お腹の中の人に絶え間ない安心をあげられるように頑張りたいわ。
 

そして写真、2007年の実家猫。かわゆし。

 

*1:1億5000万人が年収1000万円とかいうから今解禁されてるひとでそれくらい、らしい