nikki/愛しさとせつなさと心強さと


この人を見てると、視界がぱあああっと明るくなったり、脳味噌で知らん名前の物質がじゅわあああって出て多幸感に襲われたり、そういうことがままある。
こっちが笑うとにぱって笑い返してくれたり、話しかけた言葉と同じリズムで吐息が漏れるようになったり。やっぱり意味わかんないタイミングでいきなり泣いたり。ほっぺからかかとまでつるつるの肌をつっついたり。ほんと飽きない。
 
大学生になってから母親が仕事先の愚痴やなんやかんやの相談事を話してくれるようになった時、すごく嬉しかった。まだ言葉の通じないこのひとに、いつかそういう話をしたりするんだろうか。まだ想像が追いつかない。はやく一緒にお酒飲みたい、喫茶店に出かけたい、ばかばかしい話で盛り上がりたい。結婚式とかするんだったらきっと私は最初から最後まで泣くだろうなとか、こんなことは今から考えてても仕方無いか。