nikki/叔父の一周忌


1年ぶりにさっぽろから車で5時間の父の実家、オホーツクのまちへ行ってきた。
1年経って、祖父母の顔色や表情は元通りになっていた。父も1ヶ月くらいでだいぶ落ち着いてきていたから当たり前のことなのかもしれないけど、時間の力は絶大だ。
法事中、娘はだいぶ大人しくしてくれていたのでよかった。お坊さんが「かわいい子だね〜。いい子にしてたご褒美に、のんのんさんからプレゼント!」ってビスことチョコレートをくれ、頭に手をかざし何か唱えてくださって「観音様が見ていてくれるよ」とやさしく笑って去っていった。えらかったわー娘。
滞在中、二言目には「(ひ孫)ちゃん、あと1日か2日いればもっとなつくのに。もっとゆっくりしてけ」と言い続けていた祖父が、帰り際に「おい、みんなで写真撮るぞ」なんて普段絶対に言わないようなことを言うので、胸がツンとした。シャッターを押して、「じゃあいくよー、10、9、8…」とカウントダウンしながらフレームの中にとびこんで、来てしまういつかの日に今日のことを思い出したりするのかなーなんて考えていた。
できればその日が一日も遠くにありますように。写真送るときの手紙に「ちょっと失敗したからまた撮り直ししようね」って書いてやりたい。。
祖父母世代の親戚らが多くいたせいで育児周りのことや家事のおぼつかなさをうるさく言われて、正直すっごいストレスたまったけど、行ってよかった。お墓参りもできたし。願わくば、叔父のいるあちら側にいい飲み屋とおいしいお酒がありますように。あと、じーちゃんもばーちゃんも父も母も、みんな元気に長生きできますように。