nikki

暗闇の暖かい水の中で意識が芽生え、体の成長に伴いだんだん居住空間が狭くなってきた頃に狭い洞窟を通ってその空間から押し出される。途端、巨人に代わる代わる抱っこされ、服を着せられたと思えばひん剥かれて湯水に突っ込まれた挙句にふわふわした布でわしゃわしゃされたり、空腹の時に騒いだら甘い汁を吸わされて、気づいたら眠っている。目が覚めてもここがどこかはわからないし、あちこち連れ回されたところで知らない場所だし、誰にも言葉は通じないし、意思も汲み取ってもらえない。そういうシチュエーションを今の自分を主体として想像したら「なにそれこわい」としか言えないし、何もなくても泣いて暴れるわ。妄想です。
 
写真は4年前、屋久島の志戸子ガジュマル公園で撮ったやつ。子どもが山を散策できるくらいの歳になったらまた行けたらいいな。