nikki/胆振へ

妊娠の初期と後期は私がだめ、産後もしばらくは赤子がだめ、夫は仕事が忙しくてだめ。そういう理由でどこにも行けずにくすぶっていたけど、ずっと温泉に行きたかった。ほんとはワタリウム美術館のJR展に行こう、あとパンダ見たことないから上野か和歌山にと思って色々調べたけど、なんだかんだで諦めた。
話がそれたんですけど、3月末になって、夫が確実に週末を休めることが分かったのでようやく行動に移せた。初めて3人で行く「家族旅行」たのしかったー!
 

最初の食事は白老スペイン料理グラナダ」で。ここほんとに美味しい。近所にあったら通うっていうかこっち方面にきたら絶対行ってる。これはえび・いか・あさりのトマト煮で、ほたてがめちゃめちゃ美味しかったし、トマト部分はフォカッチャにつけて食べるとたまらなかった。また行くのが楽しみです。
右の写真は、中国人旅行客が9割だった海鮮のお土産屋にて。こんな大きいほたてはじめて見た。他にも干しナマコとか干しアワビが35万円/1kgで売ってたり、ちゃっかり中国の方に人気という資生堂の化粧品コーナーがあったりでおもしろかったです。手ぶらで帰ったけど。



地獄谷の”この世の景色じゃない感”はいつもすごい。夏になったらナイトウォークや花火なんかのイベントがあるらしい…きっと鬼に殺される
 

旅館到着の前後で雪が降ったくらいで、天候には全般的に恵まれた。客室や露天風呂からは太平洋が見えた。夜は橙色の月と漁火。朝は浴槽から3mくらいのところにいた猫がかわいかった。猫見風呂なんてはじめてだったわ。よく冬生き抜いたなーあの子と思ったけれど、よく考えたらここは港町だった。都市よりは食生活恵まれてそう。まーわかんないけど。
 

食事時に子供が騒ぐことを恐れた結果が部屋食プランのある宿を探すことだった。ブランド牛の陶板焼とかほっき・牡丹海老の刺身、美味しかったー。カニもついてたけど、前日うちの祖父から届いた毛蟹の方が圧倒的に美味しかったので不完全燃焼であった。
 
20:18に娘を寝かしつけ、夫と広縁で二人、おしゃべりと酒宴。こそこそ声で過ごす「大人の時間」は不思議な感じだった。これが友人たちと一緒だったらまだガンガン煽りあって飲んだり、ちょっとそれを抜けてゆっくり温泉につかりに行ったりとかしてるだろう。それが普通のことであったはずなのに、薄明かりで音を立てぬよう注意を払いながら過ごしているのが、今の自分たちのあたらしい普通になった。普通・当たり前と認識していることが、これからもどんどん変化していくと思うと楽しみで仕方ない。
交代で温泉につかりにいってから1時頃に眠った。そこから6時前まで娘が1時間おきに起きてきたので、次の日睡眠不足で頭痛と吐き気が…自分のことはさておき、娘はいらんストレスを与えてしまった証左だ。申し訳ないことをした。
 

帰り道、春の支笏湖。水量多くきれいだった。途中で喫茶店に寄り、カレーを頼んだらマスターと奥さんが顔を見合わせて「お米がまだ炊けてないんです…」と仰ったので、おいしいワッフルを食べて帰った。「慰安旅行」連れて行ってくれてありがとう。
 
先月買ったSONY NEX-5Rが早々に故障したため、6年前に買ったPENTAX K100Dを持ち出しての旅行。一眼は重いね…古いからっていうのもあるでしょうが