空の色のせいでめんどくさい頭になった日記

昨夜21時頃、子どもを寝かしつけるのに一緒に寝室へ行ってそのまま寝落ちた。
23時頃に一度中途覚醒、夫と「起きる?それとも寝ちゃう?」「寝ちゃって3時とか4時とかに起きようか」なんて話してから寝るほうに決まって、そうした。
二度目に起きたときは空が明るくなっていた。その直前に見ていた夢は、居酒屋でホヤ酢を食べながらビールをチェイサーに焼酎のお湯割りをがぶがぶ流し込み、知らない複数の誰かと親密そうにおしゃべりを続けていた。
三度目におきたのがさっきのことで、外はまだ暗かった。時計は午前3時27分を示している。直前には東京とはちょっと違う日本のメガロポリスで、入社式のため電車を降りてからビルの地下三階からすごい急角度の坂をパンプスでがんばって登ってようやく1階に着いたところだったはずだ。事前に「エレベーターは使わないように」と告知されていた様子だったけれど、そんなバカ正直に…「わたし」だったら他の改札口から出て他のビルのエレベーターとか使うと思うし、そもそもそんな無駄な労苦を強いる会社はブラックなのでは?とか考えてから思った。覚醒ごとに空の色が暗くなっている?現実はどこにあったんだろう、と。
夢が入れ子になっていただけっていうのがファイナルアンサー(古い)で、記憶の連続性も保たれているし、これが今意識を保っている「わたし」の現実なんだろう。たとえ誰かの夢の中だとしても「わたし」が自意識を支配するうちは生涯を惜しまず全うしよう…なんて、そんなめんどくさい方に考えようとする必要なんてない。平凡な女、「朝起きたら川村ゆきえさんの顔と身体になってないかなー」とかたまに願うけど、そんな甘露はレム睡眠の中でしか許されないね。
何がどうっていうか、必ずここへ帰ってきたいと思えるくらいこの「現実」にもっと愛着を深めたいと思った。きっと何も起こらなかった夜。