岩波書店の社員募集要項に思ったこと、のメモ

縁故採用宣言で岩波書店調査へ 厚労省 
 老舗出版社の岩波書店(東京)が2013年度定期採用で、事実上縁故採用に限ると「宣言」していることをめぐり、小宮山洋子厚生労働相は3日、閣議後の記者会見で「早急に事実関係を把握したい」と述べ、調査に乗り出す考えを明らかにした。
 東京労働局が近く同社から詳しい事情を聴き、今後の対応を検討するという。
 岩波書店はホームページで13年度の社員募集要項として「岩波書店(から出版した)著者の紹介状あるいは社員の紹介があること」を条件に掲げている。
 同社の就職人気は高く、例年、数人の採用に対し千人以上が応募する。
 2012/02/03 11:55 【共同通信

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020301001408.html

すごくムダがない採用方法だなーと思ったし、今後の身の振り方について考えるきっかけになったので書いておく。法律的にどうこうとかは知らない中だけど。

  • もともとコネがある人

誰もが生まれる家、身体能力や美醜、何もかも平等じゃない中で何とかやってきてるわけで、大人になってからそこに不平を言わんでも、と。恨むなら自分の置かれた環境の中で武器を最大化できなかった自分だろう。利害が絡む環境下で自分が誰かと関わるとき、バックボーンの確かな人との方が安心できるっていうのは間違いない。

  • 後天的努力でコネを作れる人

これは「仕事が出来る」ってそのままだもの、評価項目として間違いない。
営業やってたとき、まずは誰かと「関係を作る」ことからはじめて、信頼してもらってから商品を買ってもらってフォローを続けて…っていうことの連続だった。その最初の段階が一番大変だったもの、それができる人だって確認できるなら、面接何回もやるより確実に有能さをはかれていいよなあ。

  
私はもう少ししたら産休に入るけど、ある程度したらまた「社会」に戻るつもりでいる。専業主婦やってる時に「社会と切り離されたみたいで不安になる」って話を聞いたことがあって不安になってたけど、何もしないで黙って切り離されてないで、望む人・組織に必要とされるようなスキルか繋がりをつくっておけたらいい。や、赤子に翻弄されてそれどころじゃねー!ってのが現実かもしれないけど、やっておいた方がいいことがひとつ分かっただけでもありがたかった。
一番不安になるのは「わからないこと」だから。何でもいいからひとつでも多く積み上げて、何とかしていきたいなー。