ちがい

週末に母と出かけたとき「串鳥*1に行ってみたい」と言っていたのを聞いた。そこ、わたしは独身時代アホほど行った安い店なんですけども、母の行動範囲は違うんだよな、と不思議な気持ちになった。来月妹が帰郷したら家族を誘って行こうと話した。
経験値の積み方はひとによって違うのだ、という当たり前のこと。同じ職場に出勤して同じひとと喋ったり、同じ学校に通ったひと、似た興味のひとといてそこに安住していると忘れそうになるけど、コミュニティごとに常識は当たり前に違っている。
夫がついったーのタイムラインを眺めていてるのを横から見た時、フォローしてるひとが違うから当然話題も違う、同じサービスを使っていても、見てるものは同じじゃないんだなってはじめて気づいた。で、ついったーは怖いツールだと思った。好きな論者で固めてタイムラインを作れるから「やっぱり!」と言って持論を強化できる環境が簡単に作れる。異論はすぐアンフォローで排除できる。自己肯定感を高めるのは気持ちいいけど、無自覚にこれを続けていること=違う意見を聞く耳をなくす訓練になりかねないんじゃないか。時々炎上してるやつのまとめを読んでると、自分が「絶対この結論が正しい」と思った中で違う意見が散見される場合は、自分の「絶対」を疑ってみた方がいいのかもね、と感じた。
そう思うと、新聞なんかは興味の薄い話題についてもとっかかりを提供してくれる素晴らしい媒体だよな。第三者の意見押し付けられるのに嫌気がさして流し読みしかしなくなってたけど、もっとちゃんと読んでいこう。
 



大事なひとにやさしくしたいし、自分の知らない経験をしてるひとと会ったらたくさん話を聞いてみたい。って結論で短くまとめようと思ってたのにどうして炎上とか書いているのか。おっかしーい^O^
 
 


全然関係ないんだけど、おたる水族館の写真。大人になっていったら「え!こんなんだっけ!」的な驚きが沢山あって楽しかった。

*1:地元の居酒屋チェーン